光礁(ひかるぜ)の光を拝んだものは必ず幸福になる伝説
光を発する岩としての言い伝えがあり、阿久根の七不思議の一つに挙げられている。
その光は、白銀を溶かしたような色で、時間にしておよそ三十分、天候に影響されることもなく光を放ったという。
しかし、実際にその光を見た人はほとんどいないらしく、これは戸柱神社の光明であって、この光を拝むことができた人は神の御心に叶うもので、必ず幸福になると信じられていた。
明治時代の歌人として名高い八田知紀は薩摩藩の命令により阿久根郷の名所・旧跡・神社・仏閣の調査をしていたが、その折、幸運にもこの光礁の光を見ることができたと書き残している。
また、この光に端を発し、この光礁付近には黄金が眠っているのではないか…という噂が流れ、大金を使って鉱脈を発見しようと尽力し、挙句の果てには大金を無駄遣いしてしまった、というこぼれ話が残されている。阿久根市教育委員会
幸福になれる
という話をききつけ浅ましくもやって参りました。
阿久根七不思議の一つ、光礁(ひかるぜ)でございまーす。
戸柱自然公園、阿久根護国神社のすぐ近くです。
鳥居をくぐり道なりに進むと、阿久根護国神社が右手にございます。
歌が刻まれた石碑が並んでおりますね。
まずは、歌人八田知紀。
岩礁の光る心を人とはば神のみたまと吾はこたえん
八田知紀
続きまして、ご存じ与謝野鉄幹。
光礁の波と岩とに今日ふれて清く明るくなる心かな
与謝野鉄幹
続きましてぇ~、ご存じ与謝野晶子。
乙女子のさし櫛ほどにやさしきは西の阿久根の大島にして
与謝野晶子
いや~どうでしょう。
お疲れ女子のさし櫛ほどに…
風流ですなあ!
乙女子(おとめご)だろっ!
ひゃっ!
さて、光礁は光るんでしょうか?
それではご覧ください。
どうです!?
光ってませんか?
光ってますよね?
いや~光った、光ったぁ~!
よぉ~し、これで幸福だぁ~。がっはっは。
こちらの一枚には未確認飛行物体が激写されております。
おわかりいただけるだろうか…
写真中央少し上です。
まるで王蟲の子供を吊るしている飛行ポッドのようです。
しかし、よ~くみるとですねぇ…
蜘蛛でした。
(完)
光礁(ひかるぜ)へのアクセス
戸柱自然公園駐車場
駐車場:有(無料)20台駐車可能