天下にその名を轟かす登別温泉!
世界中で11種類ある泉質のうち9つもの泉質を誇っている。
これは別府の10種に次ぐ泉質の豊富さ。
北海道の別府→北の別府→北別府とでも呼ぼうか…
倶多楽湖と大湯沼を見学し登別温泉街へ
そんな温泉パラダイスを目指し、室蘭街道から登別温泉通りに入る。
グイグイ坂道を走っていると、出ました~巨大赤鬼!
あいかわらずド迫力の歓迎っぷり。
実は今回で2回目の訪問なので、温泉の前にちょっと寄り道してみたい。
気になったのは、倶多楽湖(クッタラ湖)。
名前の響きと丸みのある形が何とも言えない。
中登別町の信号を右折し、観光道路へ入る。
道は細く傾斜もけっこうある。
薄暗いのでライトをオン。
幸い誰も走っていないのでズイズイ進む。
しばらくすると、倶多楽湖(くったら湖)が現れるが、生い茂る草木で全貌はよく見えない。
ひとまず駐車スペースに車を滑り込ませる。
人影は全くなく、営業していないボート屋さん?の建物がもの寂しい。
ガチャガチャに混んでるより断然いいけど。
湖畔に近づいてみるが、曇天青空少々と天候がイマイチ。
摩周湖、支笏湖とトップレベルを争う透明感はよくわかりませんでした。
桟橋は立ち入り禁止の文字。
やる方なく撤収。
来た道を引き返すのもつまらんので、観光道路を先に進んで温泉街に向かいます。
どんどこ進んでいくと、日和山(ひよりやま)展望台があったので、すかさず駐車場へ入る。
車を降りるとかなりの硫黄臭が鼻をつく。
下には大湯沼がバッチリ拝める。
岩山の山肌からは噴煙がモクモクと立ち昇っている。
見物を終えて車を走らせていると、大湯沼駐車場の案内を発見し、フラフラと吸い寄せられる。
坂を下って駐車場に到着する前に、大湯沼がドドンと目に飛び込んでくる。
ほほほぅ、こいつは凄まじい!
硫化水素濃そうだなー。
荒涼とした風景が濃度の濃さを想像させる。
駐車場で料金を支払い車を降りると、
むおっ!
もの凄く強烈な硫黄臭が鼻に突き刺さる!
恐れ入りました。
絶景&高濃度は他では味わえないでしょう。
パチパチと記念写真を撮る。
大湯沼の足湯があるようだが、距離がありそうなので華麗にスルー。
大湯沼に別れを告げ観光道路に戻る。
しばらく走るとようやく登別の温泉街に到着。
第一滝本館の裏手が見えてきた。
初めて登別に来た時に宿泊した老舗旅館だ。
旅館といってもホテルのような大型旅館である。
入りきれないくらい沢山浴槽があり、楽しませてもらった記憶がある。
ちょいと調べてみたら、7つの源泉を使用していてその内5つは自家源泉。
なんとも贅沢なことですな~。(加水が少々残念)
第一滝本館と滝本インに挟まれた登別温泉通りを抜け、目指すは源泉100%かけ流しの夢元さぎり湯。
登別温泉で唯一の共同浴場です。
しばらく進むと左手に駐車場発見。
空きを見つけて、車を滑り込ませ受付へ。
館内は非常に綺麗。
券売機で入浴券を購入し受付完了。
大人420円という激安プライスが最高です。
無料、有料の休憩室も完備され文句なしでしょう。
わくわくしながら服を脱ぎ浴室へ入る。
右手に浴槽が3つ奥へと並んでいる。
かけ湯をして、一番手前の目の湯という明礬泉にドップリ浸かる。
登別では夢元さぎり湯でしか味わえない。
おおーう、ちょうど良い湯加減。
だいたい42℃~43℃くらい。
白濁したお湯がまた良い感じだ。
湯口近辺へジリジリと移動し、なるべく新鮮な湯を浴びようとするのが悲しい性。
十分に堪能したところで、真ん中にある硫黄泉の一号乙泉浴槽へ入る。
ぬふぅ~硫黄臭が感じられるガツンとした感覚。
温度は明礬泉と同程度。
ライオンだったか何か忘れたが、口からドボドボとお湯を吐き出している湯口。
近辺でしばらく浸かる。
バシバシ身体が温まってきて、ひとまず湯を上がる。
いやー強烈!
許されるなら大の字になって転がりたい。
体力不足もあるだろうが、かなり強烈な温泉だと思う。
気を取り直して、一番奥の浴槽へ浸かる。
こちらは少し温度が低い一号乙泉。
パンチは少し弱いような気がした。
明礬泉と一号乙泉を交互に入浴して大満足。
浴後は凄まじく体力を消耗。
駐車場で休むが一向に立ち直れません。
やはり登別温泉は効くなと実感。
中でも、夢元さぎり湯は登別温泉株式会社の直営とあって素晴らしい。
高温の源泉をタンクに貯めて温度を下げ、源泉そのままをかけ流している。
この会社、温泉街全体にお湯を供給する配湯会社なので納得です。
本日はこれにて限界!
ということで、さっさと今夜のお宿へ向かいます。
※お客さん多数のため写真は撮れませんでした。
温chanの温泉漫画録!
登別といえば、あの白濁した湯が印象的ですが、こんなに泉質があるなんて知りませんでした。
奥が深いよ登別!
適温だからといって調子に乗って長湯するとやられます…まっ白な灰になります。
一号乙泉も目の湯もかなりのハードパンチャーですが、こってり濃厚な一号乙泉が特にお気に入り♪
浴槽の隅に湯の華が豪快に沈殿していて、思わずすくって腕に塗ってしまった^^
ちなみに、ざわざわが言ってた「ライオンだったか何か忘れた」湯口、
あれ、鬼だと思いますよー。
ぐったりガツン系のいいお湯でした♨
夢元さぎり湯の泉質
一号乙泉
酸性・含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉
明礬泉
酸性・含硫黄-ナトリウム・アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉
夢元さぎり湯へのアクセス
住所 北海道登別市登別温泉町60
時間 7:00~21:00(11月~3月)
7:00~22:00(4月~10月)
料金
大人420円 子供180円
一日券
大人650円 子供300円
※シャンプー、タオル等は有料。持ち込みがおススメです。
電話 0143-84-2050
HP 夢元 さぎり湯
駐車場 有(無料)※道路を挟んで向かい側