別府八湯のうちの別府エリアに佇む歴史ある共同湯(ジモ泉)…
その名は、紙屋温泉(かみやおんせん)!
なんと貸切できちゃうんです…
紙屋温泉を貸し切りで楽しむ贅沢
別府八湯の別府エリアにある紙屋温泉。数あるジモ泉(共同浴場)の中で貸切利用できるとは激レアです。
歴史ある名共同湯を独泉(独占)したいと思いすかさず電話。
別府八湯温泉道HPに掲載されている連絡先へ電話するも、『違います』とにべもない返答…何度も電話番号を確認しましたが、どうやら電話番号が誤っているようです。(または組合長さんが交代したのでしょうか。)
紙屋温泉へ行くチャンスがあったので連絡先をGETして早速予約。
というわけで、貸し切りで利用したい方は…
都留紙工さん!へご連絡ください。電話番号は【0977240720】です。※詳しくは後述
紙屋温泉の通常の営業時間は13:00~22:30。
貸切風呂は通常営業が開始する前、11:00から一時間(60分)利用できます。男湯と女湯のどちらでも貸切が可能ですよ。
このたび男湯を独占しました。
貸切中の札を扉にかけ内側から施錠。
レトロな脱衣所には、むき出しのロッカー。鍵付きロッカーが2つあります。
浴室入口には、『入浴前には必ずおしりと体を洗って入りましょう』という、もはやお定まりの注意書き。
浴室へ入ると目の前に浴槽。
仕切りの壁には高崎山の絵とともに、ご存じ松尾無狂人(故松尾常巳氏)の川柳が記されている。
『温泉の出湯変わらず人変わり』
ちなみに女性浴室は、
『温泉のよきを素肌はよく覚え』
同じく松尾無狂人です。
壁画に向かって左手に飲み湯、正面には『節水』を促す注意書きのある蛇口、右手には『上がり湯』。
四角い浴槽には熱めの湯が満たされています。
浴槽内の温度は高め。43~44℃ほどの熱めの温泉。
湯口付近だと熱めの湯をバッチリ楽しめます。
加水の蛇口もありますが、薄めないのが大吉。
熱い湯につかれば夢心地。
浴槽の淵は角をとってあり、首をあずけても痛くありません。
すぐに体が火照ってきます。長湯するとやられちゃいますのでご注意。髪の毛がくるっとしますよ。
浴槽まわりに陣取って体を洗いますが、浴槽周りの通路はなかなかに狭い。人が座っていると移動しづらいほどです。
5人もいれば窮屈に感じるでしょう。貸切ってしまえば気兼ねなしです!
湯上りさっぱり、ぽかぽかの素晴らしい温泉です。
湯冷めしないと評判になるわけです。
紙屋温泉ばかり利用している人がいるほどファンが多いというのも納得です。
帰りがけに会話した紙屋温泉番台のお婆さんより、紙屋のお湯で洗顔していると顔の赤み部分が消えてくる!という情報を得ました。まさに天然の化粧水!化粧水いらずのお湯ですね!お肌が気になる方は必湯です。
出入口の脇には、無料の飲泉場と足湯があります。
このお湯がまた胃腸が整います!
糖○にも効能あり。薬師如来パワー全開です。おすすめなので是非飲泉してみてください。
足湯もできますよ。
お湯を汲んで持ち帰る場合は、紙屋薬師如来に100円のお賽銭を忘れずに。
右側の観音開きBOXに薬師如来が鎮座ましましております。扉を開いてお賽銭を入れましょう。
最後になりますが、別府八湯温泉道のスタンプは番台にあるので聞いてみましょう。
紙屋温泉を貸切したい場合の連絡先について
紙屋温泉組合の会長は、都留紙工(つるしこう)(都留紙器工業所〈つるしきこうぎょうしょ〉)の大旦那さんが務めています。
都留紙工さんは、なんとあの『おんせん県おおいたシール』をネットショップと実店舗で販売しています。
貸し切りで利用したい方は、都留紙工さんへご連絡ください。
会社がお休みの時は、電話が繋がらない場合があります。
紙屋温泉の泉質
炭酸水素塩泉・塩化物泉
※2ヶ所の自噴源泉を投入
紙屋温泉 アクセスと駐車場案内
料金:一人250円 ※洗髪料無料(2021/12/1より)
貸切料金:1,000円(一室料金)
看板のある場所から入って、まっすぐ突き当りの砂利駐車場が紙屋温泉の駐車場です。
手前の舗装された駐車場ではありませんのでご注意ください。