うるおいの湯郷(ユートピア)を標榜する北海道茅部郡鹿部町をめざす。
鹿部温泉を堪能し、しかべの間歇泉も見学しようという計画。
鹿部温泉公衆浴場亀の湯
国道5号線(大沼国道)を南下していると、駒ヶ岳の美しい姿が目に入る。
国道278号線(恵山国道)へ入り、秀峰北海道駒ヶ岳の北側を海沿いに走っていく。
駒ヶ岳はバリバリの活火山。
荒々しい活火山の近辺には、やはり良い温泉が湧くようです。
鹿部温泉
寛文6(1666)年、津軽(現・青森県)から訪れた伊藤源五郎は、温泉で傷を癒す一頭の鹿に遭遇します。そこで鹿島明神信仰者の源五郎はここに温泉場を設置、やがて鹿部の湯は多くの人々に知られることになりました。これが鹿部温泉の由来といわれています。
出展:鹿部温泉観光協会
鹿も癒される鹿部温泉で気になったのは、源泉100%かけ流しの温泉旅館こにし。
参考にした温泉本の情報では日帰り入浴不可。
(後日調べたところ、温泉旅館こにしは日帰り入浴可能です。男女共用のため要予約で12:00~20:00までOK!)
というわけで、鹿部温泉の公衆浴場亀の湯に行くことにした。
亀の湯は、源泉温度が90℃と高いため熱交換で温度を下げて加水し新湯を足す、という湯使い。
加水のようだが、なかなか期待できそうです。
鹿部漁港が見えてきて、このあたりのはずだと思ったら右側に亀の湯を発見!
あっさり行き過ぎて、しかべ間歇泉公園でUターン。
道路を挟んで向かい側にある亀の湯の駐車場。
(14~15台くらいは止められそうなスペースがある。)
駐車場はある、確かにあるんですよ。
しかし、この時は何故か気づかずに駐車場所に悩む。
すると、鹿部漁港の前に『道の駅しかべ間欠泉公園臨時駐車場』を発見。
しかべ間歇泉公園も後ほど訪問するので駐車させてもらう。
さて、右往左往して亀の湯に到着。
地域の銭湯といった佇まい。
中に入ると番台があるが誰もいない。
入っていいものか躊躇したが、とりあえず番台に料金をおいて中に入る。
お客もおらず貸切状態で楽しめそうだ。
女湯の方から声がして女将さんが登場。
料金を回収していったようだ。
綺麗に清掃された脱衣所にはレトロな体重計がある。
壁には区切られた棚があり、中には脱衣籠が置いてある。
貴重品入れはないので、金銭は持ち込まないが吉かも。
扉を開いて浴室へ入ると、7~8人は入れそうな四角い浴槽が鎮座。
析出物が付着した湯だめから源泉が注がれている。
壁際にはカラン。
ゆとりのあるつくりなので、洗髪や洗体汁が浴槽に飛んでくることはめったにないでしょう。
かけ湯をして浴槽に身を沈める。
無色透明で熱めの湯が体に沁みわたり大変気持ちいい。
降り注ぐ日差しで浴室は明るく気分が良くなってくる。
真昼間から殿様状態で入る風呂は最高だ。
ひとしきり堪能して〆る。
大変あたたまるお湯で湯上り後は汗がなかなか引かない。
鹿部温泉を気軽に堪能でき大満足でした。
温chanの温泉漫画録!
鹿部温泉亀の湯の泉質
ナトリウム-塩化物泉(中性低張性高温泉)
鹿部温泉亀の湯へのアクセス
住所 北海道茅部郡鹿部町鹿部30-10
時間 6:00~20:00(水曜定休、祝日の場合は営業)
電話 0137272300
料金 大人440円 小人140円 幼児70円
駐車場 有(無料)※道路を挟んで向かい側
道の駅しかべ間歇泉公園を見学
満足したところで、しかべ間歇泉公園を見学に向かう。
亀の湯からは徒歩でもすぐ。
2016年3月18日に道の駅しかべ間歇泉公園として堂々リニューアルされたようだ。
間歇泉や足湯に加え、物産館、蒸し釜、バーベキューコーナーが新たにお目見え。
なるほど~気合い入ってます。
間歇泉を見学して、地元の美味いものまで頂けるのは有り難いですね。
駐車場から物産館に入ると、お土産や鮮魚、総菜などが並んでいる。
イートインスペースのある食堂もある。
物産館内はラップ調の鹿部町Songがかけ流し。
そして間歇泉公園への入場口と受付が見える。
料金を支払い入場。
約10分間隔で噴出するらしい。
間歇泉の説明書きなどを眺めていたら、噴き出したらしく歓声が聞こえてくる。
急いで見える位置に行くが、あっさり見逃す。
仕方なく次を待つ。
間歇泉広場には足湯があり、つかりながら見学できそう。
しかし、混み合っているので隅で待つ。
10分ほど待っていると、
きたぁ~!
ぶしゅ、ぶしゅ、ぶしゃー!
ぶっしゅぶしゅに噴き上げてます。
100℃くらいの温泉が噴き上がる様は圧巻。
満足満足。
見学を終え表に出る。
駐車場の奥には『温泉蒸し処』と『バーベキュー処』があり、物産館で購入した食材を調理して味わえるようになっている。
温泉蒸し処では、温泉蒸し釜で食材を蒸して食べられる。
別府の地獄釜を彷彿とさせますね。
こいつはうまそうだ。
次回は是非使ってみたいものです。
道の駅しかべ間歇泉公園へのアクセス
住所 北海道茅部郡鹿部町鹿部18-1
時間
8:30~18:00(4月~9月)
9:00~17:00(10月~3月)
入園料 大人300円 子供(小・中学生)200円
休園日
10月~3月の第4月曜日(祝日が月曜日にあたる時は、翌々日)
年末年始(12月31日~翌年1月5日まで)
駐車場 有(無料)
臨時駐車場